ジビエとは
「ジビエ」とは狩猟で得た天然の野生鳥獣の食肉を意味するフランス語で、ヨーロッパでは貴族の伝統料理として古くから発展してきた食文化です。
フランス料理界では高貴で特別な料理として愛され続けてきました。
山野を駆け巡った天然の肉は、脂肪が少なく引き締まり、栄養価も高いです。
イノシシといえばぼたん鍋
イノシシといえば、ぼたん鍋。
クセやニオイが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、 ちゃんとした処理をすれば、臭みはありません。
肉の味は淡泊でクセがなく、赤身も脂身もとてもおいしいです。 ジビエは野生の動物のため、筋肉質なので肉が固いと感じる方もいらしゃるかもしれませんが、 じっくり煮込むことで柔らかくなっていきます。 それよりも、自然の食べ物を食べることで脂がしっかりとのった肉となります。
ぼたん鍋は、体があったまるので人気の鍋です。
イノシシの焼肉
ぼたん鍋として有名な猪ですが、焼肉としてもいけます。
筋肉質でやや固めなので、薄くスライスすることで食べやすくしてあります。
味は高級な豚肉のようです。しつこくない脂身が口にとろけます。
夏ジビエレシピブック
イノシシの捕獲が多くなる夏場に捕獲されたイノシシ肉を使った「夏ジビエ レシピコンテスト2019」が開催されました。
そこで、応募のあったレシピの中から料理や栄養のプロが選んだレシピを掲載したレシピブックが作成されました。
レシピブックは富山県のホームページからもダウンロードできます。
イノシシ肉はヘルシー食材!
イノシシ肉は、その味だけではなく、ヘルシー食としても注目されています。
- タンパク質が豊富
- 中世脂肪や悪玉コレステロールを増やす原因となる飽和脂肪酸が少ない!
- 血液をサラサラにする効果のある多価不飽和脂肪酸を多く含む!
- 疲労回復や肌の健康を保つビタミンB2やビタミンB12が豊富!
ツキノワグマの肉
山の熊といえばツキノワグマ。
ドングリや柿といった植物をよく食べるので、獣臭さはあまりありません。
ご覧の通り、脂がたっぷりで、食べると身体がホカホカしてきます。
肉質はやや固め。鍋でじっくり煮込むと旨味が出てきます。
熊肉を食べると、豚や牛の肉があっさりとして物足りなく感じます。
ツキノワグマの焼肉(入荷次第)
肉は固いので、うすくスライスして焼きます。
肉から脂がたっぷり出るので、わざわざ油をひかなくても大丈夫です。
肉を噛みしめると、牛や豚では味わえない熊ならではの味がしてきます。
日本酒のような濃い酒がほしくなるような味、と言えば酒通でしたらわかっていただけると思います。
(現在在庫なし)
特定非営利活動法人獣肉加工施設連絡協議会(入荷次第)
グランマルシェタケダは、特定非営利活動法人獣肉加工施設連絡協議会に加入しています。 設立のねらいは以下の通りです。
- 数十年にわたり継続的に運営できる獣肉加工施設(シカ、イノシシの解体・加工を行う施設)を目指す
- 施設及び市町村などが相互の情報の共有化
- 各地の施設が抱える個別課題の解決
- 衛生管理や品質管理の向上、付加価値の高い商品開発、消費者や実需者との信頼関係の樹立
- 施設同士の連携を含め販路の確保を確立
- 地域資源を活用した地域の活性化、地域の課題となっている里山保全や鳥獣被害対策に貢献
情報の共有化を図るため、研修会や講習会、視察などを通り、ジビエが持続的に運営できるよう勤めています。